等級制度の考え方(3/3)|SMCブログ|ストリーム経営コンサルティング株式会社
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等級制度の考え方(3/3)

2015年11月16日

3.役割が大きく変化する昇格

 

役員に昇格するまでの各等級の役割を考えた場合、組織運営やマネジメントという視点で考えてみると、

① 係長クラスへの昇格時(図表2の5等級に昇格)

② 課長クラスへの昇格時(図表2の7等級に昇格)

③ 執行役員への昇格時(図表2の10等級に昇格)

にそれぞれ未経験の新しい役割を果たさなければなりません。

 具体的には、下表のようになります。

 

図表3.昇格後に必要となる新たな役割

昇格ステージ
新たな役割
①係長クラスへの昇格時 <昇格後の役割の大きな違い①>
 ・「自分がする」→「部下にさせる」
【ポイント】
 ・業務指示・管理方法を修得する
 ・部下の個性を把握して適切なコミュニケーションを図る

<昇格後の役割の大きな違い②>
 ・目標達成のための新たなプロセスを構築する(戦術構築)
【ポイント】
 ・専門知識を活用して仮説で業務プロセスを設計する
 ・問題点から課題を設定し、解決のための方針を決定する
②課長クラスへの昇格時 <昇格後の役割の大きな違い>
 ・戦略を策定する
 ・部下を育成する
【ポイント】
 ・上位戦略を展開して自部門のあるべき姿を描けるようにする
 ・部下を育成し、活動管理できるようにする
③執行役員への昇格時 <昇格後の役割の大きな違い>
 ・自部門だけでなく、会社の全社戦略を策定する
【ポイント】
 ・自社の経営資源の全体像を理解する
 ・全社のビジネスモデルを把握し、課題を設定する

 

 

このように、等級別に期待される役割が異なるため、昇格後に経験したことのない内容を実践しなければならない、ということが起こり得ます。

従って会社としては、昇格者が未経験故の混乱状態に陥らないように、昇格前に類似の経験をさせる等、用意周到に準備をしなければなりません。

その仕組みを育成体系として整理しておき、昇格者を昇格の前段階からサポートできるようにするのです。

 

次は、人材育成体系について解説します。

 

 

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