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目標管理と経営方針管理(2)

2016年6月 1日

3.目標管理とマネジメント(続き)

 

そしてドラッカーは、目標管理について次のように述べています。

 

「目標管理の最大の利点は、自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになることにある。自己管理は強い動機づけをもたらす。適当にこなすのではなく、最善を尽くす願望を起こさせる。したがって目標管理は、たとえマネジメント全体の方向づけを図り活動の統一性を実現するうえでは必要ないとしても、自己管理を可能とするうえで必要とされる。(中略)自己管理による目標管理は、人間というものが責任、貢献、成果を欲する存在であることを前提とする。」

 

P.F.ドラッカー著 上田惇夫編訳 『マネジメント エッセンシャル版 基本と原則』(ダイヤモンド社、2001年、140頁)

 

 

すなわち、目標管理とは部下に対して、自らの動機づけのために、自己管理させるための方法論なのです。

マネジャーが適切に目標やテーマを設定し、決して押し付けがあってはならないのです。

しかしながら、マネジャーが部下に目標を押し付ける事例は枚挙にいとまがありません。

 

さて、上記引用の最後に、『自己管理による目標管理は、人間というものが責任、貢献、成果を欲する存在であることを前提とする。』とあります。

これは目標管理を運用する際に、非常に重要な前提です。

 

皆様の会社にも「指示を待って、言われたことを言われたとおりにすることしかできない」社員がいると思います。

自己管理を放棄して、組織から統制を受けた状態を好むのです。

 

これらの社員に対しては、『人間というものが責任、貢献、成果を欲する存在であることを前提』とした目標管理は通用しないのです。

初級層にも目標管理を適用して、目標を立てられず、無意味な目標が羅列されているような目標管理シートでお困りの場合は、目標管理の適用範囲の見直しをお勧めします。

 

 

最後に、当社が提唱しているマネジメントの10要素とドラッカーが定義したマネジャーに共通の仕事(前ページに記載)は下表のように対応しています。

図表1.マネジメント要素対応表

 

ドラッカーが定義した
「マネジャーに共通の仕事」
当社が提唱している
「マネジメントの10要素」
①目標を設定する ①経営(事業)戦略を深く理解する
③部下と共に適切な部門戦略・目標を策定する
②組織する ②与えられた資源を分析・把握する
③部下と共に適切な部門戦略・目標を策定する
④部下と共に効率的で効果的な戦術を構築する
⑤部下と共に具体的な計画を立てる
⑨部下に必要に応じて行動修正を指示する
③動機づけとコミュニケーションを図る ⑥部下に期待をかけて仕事を任せる
⑦部下と密にコミュニケーションを図りながら動機づける
④評価測定する ⑧部下の行動内容と行動結果を承認する
⑤人材を開発する ⑩部下を成長させながら、自部門の成果を上げる

 

 

引き続き、目標管理と経営方針管理 4.経営方針管理と目標管理の連動をどうするかを読み進める。

 

 

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