目標管理と経営方針管理(10)|SMCブログ|ストリーム経営コンサルティング株式会社
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目標管理と経営方針管理(10)

2017年1月 5日

11.経営方針管理の実行(続き)

 

前回は、『11.経営方針管理の実行』の1回目として、良い計画(行動量)のための時間管理について解説しました。

今回は第2回目として、良い戦略①・良い戦術②のための時間管理について解説します。

 

2.良い戦略①・良い戦術②のための時間管理 

 

1)良い戦略①を立案するための時間管理

戦略立案は、役員と管理職の役割です。

当社では、その戦略の時間軸を等級によって役割分担を明確にしています。

 

図表3.等級と経営マネジメントの役割分担

等級と経営マネジメントの役割分担

 

すなわち、役員は将来を構想するので長期戦略、上級管理層は将来構想を受けて全社戦略を立案するので中期戦略となります。管理層は、全社戦略(中期)を部門・部署戦略(中期)に展開します。

その後、それらを年度に分解して、全社戦略(短期)ならびに部門・部署戦略(短期)を立案するのです。

 

したがって、管理層以上は、長期~短期の将来のあるべき姿をしっかりと描く必要があります。なぜなら、戦略は会社が成果をあげる上で、計画段階の最重要事項だからです。

しかしながら、多くの企業の管理職が、今まさに起こっている過去~現在の活動の問題をつぶすことに時間の大部分を投入し、将来のあるべき姿を考えられていません。具体的には、あるべき姿を描くのに必要な情報収集ができていないのです。

 

あるべき姿に到達する成功確率の高い戦略立案には、精度の高い仮説が必要となり、そのためには良質な情報収集が欠かせません。その時間が不足しているのです。

この課題解決には、経営機能それぞれでしっかりとしたマネジメントシステムを構築し、過去~現在の活動にかかわる問題が発生しないようなプロセスを構築する必要があります。

そのためには、指導層が良い戦術を構築することが必須になるのです。

 

 

2)良い戦術②を構築するための時間管理

戦術構築は、図表3に示したとおり、指導層の役割です。

管理層が表明した部署戦略(短期)を実現するために、どのような「やり方」で実行すれば、効率的・効果的に実現できるかを、必要に応じて管理職に支援してもらいながら情報収集し、主体的に考えていくことになります。

 

この「やり方」を組織の仕組みであるマネジメントシステムとしてプロセス構築するのです。プロセス構築することで指導層と初級層の活動(インプットに対するアウトプット)を確かなものとし、問題の発生を最小限にすることが可能になるのです。

したがって、プロセス構築の時間を指導層に確保させるようにマネジメントすることが非常に重要になります。

このことより、管理層以上の時間を現在から将来へと振り向けていくのです。

 

 

最後に、情報収集にかける時間の重要性についてのドラッカーの言葉をご紹介します。

 

多少なりとも成果と業績をあげるには、組織全体の成果と業績に焦点を合わせなければならない。

したがって、自らの目を、仕事から成果へ、専門分野から外の世界、すなわち成果が存在する唯一の場所たる外の世界へ向けるための時間を必要とする。

 

P.F.ドラッカー著 上田惇夫訳 『ドラッカー名著集1 経営者の条件』(ダイヤモンド社、2006年、51頁)

 

 

引き続き、11.経営方針管理の実行(続き)を読み進める。

 

 

 

【ご案内】

上記の考えに基づき、経営方針管理の仕組みを御社流に設計するのが、経営方針管理コンサルティングプログラムになります。

 

 

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