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目標管理と経営方針管理(14)
2017年5月 1日
前回は、マネジメントシステムごとに代表的なレビューの着眼点をご紹介しました。
レビューするためには、適切な管理項目を設定して、各マネジメントシステムの実行状況を継続的に確認する必要があります。
"管理項目の設定"は、経営方針実現のために選択した方策に対して、どのように実行管理すればよいかを明らかにするものです。
具体的な管理項目は、方策によって異なりますが、実行管理の要諦は次の2点です。
1.実行結果を確認するために有効な管理項目の設定(結果に焦点をあてる)
2.実行結果を導くために有効な先行指標的な管理項目の設定(プロセスに焦点をあてる)
結果の管理は当然ですが、良好な結果を得るための「プロセス」をしっかりと定め、指標化し、管理項目としてマネジメントしていきます。
プロセスの管理項目を定めることによって、途中工程での軌道修正が可能となり、より良い結果を得るようにしていくのです。
多くの企業で、このプロセス管理が不十分なため、結果管理に陥っていますので注意が必要です。
上記の管理を実現するために、JIS Q 9023では、「期の途中及び期末における方針の実施状況を評価するには、管理項目を設定することが望ましい」とし、項目の設定にあたり、次の事項を考慮するとよいとしています。
ぜひ参考にしてください。
7.3 管理項目の設定
組織は,期の途中及び期末における方針の実施状況を評価するために,管理項目を設定することが望ましい。管理項目を設定するに当たり,次の事項を考慮するとよい。
- | 管理項目は,組織,部門及び部門横断チームの重点課題,目標及び方策ごとに定める。また,管理項目については,一般に,目標値及び処置限界を定める。 | |
- | 実施計画で定めた方策については,その進ちょく(捗)を確認するための管理項目を定める。 | |
- | 結果で確認していたのでは処置が遅くなる場合には,結果を導く要因を総合的に評価する尺度を代替的な管理項目として用いる。 |
重点課題について数値化された目標を設定している場合には,それがそのまま重点課題の管理項目になる場合が多い。また,方策については,その実施段階での重要な節目を設け,節目までに実施しなければならない活動に対する進ちょく(捗)率を管理項目とするのがよい。
管理項目は,次の要件を満たすように設定するとよい。
- | 管理項目の定義が明確であり,効率的に測定できる。 | |
- | 目標及び方策に関する達成状況及び傾向が把握できる。 | |
- | 組織の目標と密接に関連する。 |
管理項目を用いて目標の達成度の確認,及び目標を達成していない場合の処置を実施するに当たって,次の事項を考慮するとよい。
- | 途中段階での目標値 | |
- | 異常の判断基準となる処置限界 | |
- | 管理項目の推移を確認する時期又は頻度 | |
- | 管理項目の推移を確認する担当部門又は責任者 | |
- | 変動の大きさ及び迅速な処置が必要な程度 |
『JIS Q 9023:2003 マネジメントシステムのパフォーマンス改善-方針によるマネジメントの指針』(日本規格協会、2003年)
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