人事・人材マネジメント(1)|SMCブログ|ストリーム経営コンサルティング株式会社
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人事・人材マネジメント(1)

2017年6月 1日

1.人事マネジメントと人材マネジメント

 

4ヵ月前のブログで良質な活動のためには、行動の質を高める必要があり、それには複数のマネジメントシステムをしっかりと連動させて年度経営方針に沿った活動をしていくことが重要であると述べました。

その中で、複数のマネジメントシステムの構成要素である人事マネジメントシステムと人材マネジメントシステムについて触れたのですが、読者の方から詳しい解説を求められましたので、今回から数回に分けて、人事マネジメントシステムと人材マネジメントシステムについて説明します。

 

はじめに、マネジメントシステムの概念図とそれぞれの定義を再掲しますと次のようになります。

 

 

 

図表1.全体最適にするためのマネジメントシステム

全体最適にするためのマネジメントシステム

 

■人事マネジメントシステム(Personnel Management System)・・・人事評価と処遇を行う機能

 

人事戦略5分野(採用・評価・処遇・育成・配置)のうち、評価と処遇を司る3制度(等級制度・評価制度・賃金制度)を運用するためのシステム。このシステムが人事制度となります。

業務品質マネジメントシステムにおける社員一人ひとりの活動状況をこのシステムで観察し、処遇に反映します。

 

 

■人材マネジメントシステム(Human resource Management System)・・・人材育成するための機能

 

人事戦略5分野(採用・評価・処遇・育成・配置)のうち、育成と配置を司る育成体系と育成のための適正配置を運用するためのシステム。

業務品質マネジメントシステムにおける社員一人ひとりの活動状況をこのシステムで観察し、成長度合いを測定して、配置に結び付けていきます。

 

 

 

ところで、人事マネジメントシステムと人材マネジメントシステムという用語については、確立した定義づけがあるわけではありません(人によって異なっています)。

 

当社では、人事戦略5分野の中における採用を除く、評価・処遇・配置・育成について、評価・処遇を人事マネジメントシステム、配置・育成を人材マネジメントシステムとして2種のマネジメントシステムとして捉えています。

(この2種以外に、採用にかかわる採用マネジメントシステム、労務にかかわる労務マネジメントシステムがあります)

 

2種に分けているのは、人事マネジメントシステムの中核の仕組みである人事制度と人材マネジメントシステムのそれである配置・育成体系を明確に分けて認識していただくためです。

 

その背景として、多くの企業、特に中小企業を中心に、評価・処遇にかかわる人事制度に対して関心が高い一方で、配置・育成についてはそれが低いためです。

 

人数が限られているために、人事異動が困難であることが要因なのですが、あまりにも育成がなおざりになっていることが多いのです。

 

その結果、初級管理層や指導層を担える人材が手薄で、組織が機能不全を起こしているのです。

 

しかしながら、機能不全を解消するために育成しようにも、育成には長い時間を要しますので、推進する前に諦めてしまい、十年一日の如く同じ仕事をしている事例は枚挙に暇がありません。

 

したがって、どこかの段階で経営側が意志を強く持って配置・育成するようにしなければならないのです。

 

そのためには、

 

① 社員の強みを活かせるように配置し、

 

② 配属先の管理者が適切にマネジメントして育成し、

 

③ 活動状況や成長の様子を適切に評価・処遇し、

 

④ 目標レベルまで成長したら再度配置転換する

 

という循環サイクルを廻していかなければならないのです。

 

 

次回から、この循環サイクルについて解説を加えてまいります。

 

 

 

【ご案内】

上記の考えに基づき、人事制度を御社流に設計するのが、経営人事コンサルティングプログラムになります。

 

 

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