「人事戦略実現サポート」 実践的な従業員の育成支援(3/4) (アクションラーニング型育成プログラム)

アクションラーニング型研修が対象とする階層と研修の進め方

全階層を対象に可能ですが、当社の過去の実績では、下表でいう3等級~7等級を対象とすることが多いです。特に指導層4等級~6等級は、担う役割が大きく変化するため、もっとも育成が重視される等級です。

下図:等級と経営マネジメント

等級と経営マネジメント

 

例えば、5等級ですと、戦術構築(やり方の企画・立案)をできるように育成するのがポイントになります。
「戦術構築の知識に関するレクチャーを実施」した後、「実際に上司から割り振られた戦術構築実務を検討」していきます(実際のテーマで行いますので、参加者の所属部署長の協力が欠かせません)。
集合研修で実施していますので、各職場から選抜された5等級が集まっています。その意味では、複数組織機能の戦術構築をしていくことになります。

はじめに戦術構築実務を考えるに最適なテーマを1題決め、その内容について参加者が共同で戦術構築していきます。その実践経験をもとに、自分のテーマの戦術構築に応用し、不明点があれば、皆に相談し、解決策を導いていくのです。
※このような進め方をすることで、それぞれの組織の状況をよく理解できるようになります。さらに、同じ等級の仲間が増え、連帯感の醸成につながります。

コンサルタントの役割は、考え方の道筋やポイントを示し、議論の方向性を定めるにとどめ、ファシリテーターとして介在します。 研修以外の場では、参加者の戦術構築の質問に随時対応します。この質問の中で本質的なものは研修の場でご本人から発表し、皆で考えて解決策を導いていただきます。 これにより短期間で良質な経験を積むことができ、実践的な戦術構築能力や課題解決能力を身につけることが可能になります。

加えて、研修期間中は、研修対象者の上司と人事部担当者に内容を毎月報告し、研修内容を上司にご理解いただき、実務と研修がより深く連動するようにしております。
上司、人事部担当者と当社担当者の3者でしっかりと研修対象者をフォローしていくのです。

なお、短期的研修成果で見れば、コンサルタントが現場ヒアリングして企画立案した方が早いし楽です。しかし、これでは育成になりません。最後まで可能な限り参加者に考え抜いていただき、将来は自分達で取り組むきっかけを創ることが目的なのです。

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