5分でわかる解説シリーズ

経営活動の数値化

経営指標を数値化してそれを分析することにより、会社の成長に結びつけるという方法は多くの企業で取り入れられています。しかし、こうした方法は売上や利益、社員の活動結果という自社内の情報だけで数値分析できるものがほとんどです。

本来的には顧客が自社をどのように評価しているか、という指標を改善していくことが必要となります。

顧客がどのように自社を見ているのかを意識する

顧客が自社のことをどのように認識しているかでビジネスの枠が決まります。
例えば、自社がメーカーで大型・中型・小型の商品バリエーションを持っている場合、顧客が「大型に特長がある」と認識しているなら大型の発注しかいただけません。

中型、小型も同じように販売しようと思えば、それぞれの商品の特長とメリットを顧客に認知していただき、中型や小型の選定時に検討の土俵に乗せてもらう必要があります。顧客に認知していただくための活動は当たり前のように思われるかもしれませんが、自社の営業員が「大型のみを購入してくれる顧客」という認識をしてしまうと、実際には中型や小型の認知活動が行われていないことがほとんどなのです。

そのため顧客側から、「御社は○○もやっていたの?!知らなかったよ」と言われるケースが少なくありません。

顧客視点での経営活動の数値化

上記のような事態を防ぐためにも、顧客視点を意識して経営活動を数値化することが重要です。

当社では主に5つのカテゴリーの数値化を推奨しています。

  1. 自社が顧客からどのように思われているかという企業認知度
  2. 商品開発やサービス提供の強みと弱みを把握する商品認知度
  3. 営業活動の強みと弱みを把握する営業認知度
  4. 競合会社と比べて自社の良い点・悪い点を知るための競合比較認知度
  5. 自社の活動に対する総合的な顧客満足度

経営活動の精度を高めるために、これらの指標を取り入れることをおすすめいたします。
自社で把握することが困難な場合は、顧客調査や競合調査で把握することも1つの方法です。

経営活動を数値化するプログラムは 『S』フォーカス調査プログラム をご覧ください。

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